幼児教室などではよく国語的な授業というと言語が中心となります。
文字の読み書き、言葉の意味といったところでしょうか?
本格的に国語を学び始めるというと、小学校からになります。
私は幼児さんから国語を少しずつ学んでいってほしいなと思っております。
ですが、テキストを探しても、どうしても小学校からのものしか見当たらないのです。
小学生用のテキストよりは、それよりはもう少しお話を読む感覚で学ぶものが欲しいと思い、自分で教材を作ってみました。
幼児さんのお話というと、小学校受験用では「お話の記憶」のような、記憶を主体とするものが多いのですが、それは何か国語の本質とは異なると思ったのもあり、より国語の読み物として使えるようにしたかったのです。
また、私たちがよく知っている昔話しも良いお話しなのですが、少しありふれていて、子どもたちもすでに読んでしまっていることが多いのです。
そこで、日本の古典を少しアレンジしてお話を作りました。
主に「宇治拾遺物語」と「今昔物語」から選び、子どもでも理解しやすいように編集しました。
まだ幼い幼児さんにとって、複雑な感情や人間関係は理解するのが難しいです。
ですが、端的に「悲しい」とか「うれしい」とか分かりやすいお話に触れるだけでは、少し物足りない気がするのです。
よく分からない感情でも、なんとなく感じ取ることも大事ではないかと思います。
「良い」、「悪い」、とも「悲しい」、「うれしい」、とも割り切れないようなものがあることも、よく分からなくてもいいので、なんとなく感じ取ってほしいと思います。
まだだいぶ先にはなりますが、大学受験の現代文問題などは、本当に言葉や感情の微妙な違いの選択肢を選ばなければならなくなります。
ここへ将来繋げるために、少しずつ、楽しみながら、お話を読んでほしいと思っています。
さて、上の挿絵は、「信貴山縁起絵巻」で有名な空を飛ぶ鉢のお話です。
不思議な力を持つお坊さんと村人たちの軽妙なやり取りが楽しいお話です。
それぞれ立場の違う人の感情を理解することはもちろん、日本の昔の暮らしなど、ちょっとした歴史の勉強にもなります。
ただ直訳したものではありません。
お話として、楽しく読めるように幼児向けにアレンジしております。
気になる方は、ぜひ体験授業で実際にどのようなものか、確かめてみてください。
