
中学受験を目指していて、やはり途中であきらめてしまうことや、行きたいと思っていた学校の受験をあきらめて、目標を下げてしまうことがあります。
確かに、無理をしてまで受験勉強をする必要はないという考えもお子様のためには必要なのかもしれません。
ですが、簡単にあきらめてしまうのはやはり良くないと思います。
それは算数の問題を解いていても同じです。
「この問題は難しくて全然分からないや!」
といってすぐにあきらめて、考えるのをやめてしまうと、そうやってすぐにあきらめてしまう癖がついてしまいます。
受験に必要なのは、とにかく粘り強く考える力です。
特に難関校を狙うのであれば、そう簡単に解ける問題はありませんから。
何でもそうです。
遊びでも勉強でも良いので、とにかく粘り強さを身につけなければ、中学受験は乗り越えられません。
パズルでもレゴでも何でも良いです。
最後まで完成させようとして、やり遂げようとする心が大切です。
あきらめてしまったら、60%あるいは80%できていたかもしれないのに、可能性が0%になってしまうのです。
「孟母断機」という言葉があります。
孟子の母が、孟子が挫けそうになった時に、織っていた機の織物を刀で切ってしまいます。
それは勉学を途中でやめてしまうということは、この織物を途中で切ってしまうことだと同じだということ教えるためでした。
今も昔もあきらめない心を育てるということはとても大切なことなんですね。